GAテストパターンに対するセグメントが意外と厄介

Google Analyticsのウェブテスト、このウェブテストのテストパターンに対するセグメントの作成方法を最近ヘルプでの記載を見ました。他の方に指摘されて示された訳ですが、「条件」ではなく「シーケンス」で設定する必要があります。

■Googleヘルプのキャプチャ

これだけでも結構厄介というか想像がついていないわけですが…
なんでシーケンスなのにSTEP1だけ指定するだけのセグメントなの…と。全く理解出来ませんがデータ的にはちゃんと取れていそうなのでまぁこれは覚えれば良い内容ということで整理しましょう。

でも、更に不可解なのがこのウェブテストに対するセグメントが分析期間の指定によりデータが左右されるという事。

普段API側で作業をしているのでAPIとして具体的に説明すると…

■テスト期間
2017-10-01 〜 2017-10-10

■データ抽出1
start-date -> 2017-09-01
end-date -> 2017-09-30
metrics -> ga:users
segment -> users::sequence::ga:experimentId==xxxxxxxx

■データ抽出2
start-date -> 2017-09-01
end-date -> 2017-10-10
metrics -> ga:users
segment -> users::sequence::ga:experimentId==xxxxxxxx

の2パターンでデータを抽出するとします。データ抽出1とデータ抽出2では分析期間のend dateが違うだけです。
通常のcondition(条件)の場合、セグメントに入ってくるセッション開始日やセッション日などの日付とデータ抽出用のstart date、end dateは独立していますが、上の例のsequenceが問題なのかウェブテストが問題なのかはまだ検証が必要ですが、この場合は異なってデータが抽出されてきます。

■結果
データ抽出1 : 0
データ抽出2 : >0 でデータがちゃんと抽出される

つまりユーザレベルでデータを抽出しているにも関わらず解析期間内にウェブテスト期間を含んでいないと正しくデータが抽出されない事になります。
これは結構問題だなと感じますね…。

ウェブテスト前後のデータ比較をするならそこまで問題は発生しないかもしれませんが。
シーケンスで設定しなければならない点も含め、なんでこんな動きしてるんだろう…と1日に2度驚いた…という話でした。
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